しぜんと。

しぜんと。

おいしいものをおいしく作る
おしいしいものをおいしいと笑顔で食べる
それはやがて想いとなって残り、つながる

自然と向き合ったら
自然とこうなりました

長野の豊かな環境をありのままに取り入れ、
農薬や化学肥料は使わず、
考え、思い、手作りでお届けしていきます

親から子へ、子から未来へ
幸せな食卓がいつもそこにありますように

私たちの思い

「旨いもの造るに勝る広告なし。」この言葉を胸に、ひたむきに味噌造りに取り組んできた喜多屋醸造店は、地元のお客様を中心にたくさんの方に愛されて、間もなく創業100年を迎えます。私たち姉妹は、そんな喜多屋の味を2人で未来に繋げていくため、東京から戻り家業を継ぐことを決意し、一から味噌作りの修行に励んできました。

こうして改めて八ヶ岳という雄大な自然の中に身を置き、結婚、出産、そして子育てを経験する中で実感することは、都会の整備された道よりも、田舎の凸凹なあぜ道を駆け回り、転んで擦りむいたりしながらたくましく育つ子供たちは、とてもエネルギーに満ち溢れているということ。そして、この土地に育つ植物もまた同様に、都会に植えられた人口的な植物よりも、強く、たくましく、生命力に満ち溢れているということ。

これらを見ていて、ふと、人間も植物も同じだということに気づきました。
余計なものを加えず、草や虫と共生しながら自然の中でたくましく育つ稲や大豆は、大地にどっしりと根を張り、地面から必死に養分を吸い上げ、太陽の光をしっかりと吸収して、自然な旨みがぎゅっと詰まっています。

私たちは、そんな食材をありのままに活かしながら、喜多屋が長年培ってきた味噌造りの技術を駆け合わせて、これまでよりもさらに自然に近い形で、美味しくて、身体に優しい味噌を作ろうと決めました。

子供たちに元気に育ってほしいという想いで、“健康”と“美味しさ”を求めたら、自然と無農薬、無添加になっていました。だから「しぜんと」なのです。

生産者のご紹介

有機栽培農家(米・大豆)

  • 宮田さん(左)
  • 高橋さん(右)

宮田さん:「子供達に託せる地球を取り戻したい」そんな思いで、20年以上有機栽培に取り組んできました。良質な有機物で豊かな土壌が育てば、豊かな生態系に支えられて、雑草や病虫害も抑えられたり、養分の詰まった作物が私達の免疫力を高めることにもつながります。でも、やっぱり一番は美味しくなくっちゃ。美味しいものは栄養がたっぷりで身体を整えてくれます。腸内環境は地球そのものと繋がっている。生命と生命は食物を通して繋がっているのです。

高橋さん:海外を旅する中で、日本の伝統的な文化や知恵を継承したいと思うようになり、松川村への移住を決めました。米の有機栽培が主な仕事ではありますが、同時に大豆や小麦の有機栽培も手掛けています。日本の代表的な食文化とも言える味噌や醤油などの発酵食品。その原料である大豆が、日本では自給率が低すぎるんです。農家の一人として、わずかでも自給率を上げることに貢献して、地球と人間に良いものを作りたいと思っています。

PROFILE

宮田さん
20年以上前から有機栽培を行い、安心安全だけでなく美味しさにこだわったお米作りを実践。長野県有数の米生産地である地元松川村のお米コンクールで金賞を受賞、全国大会出場の経験を持つ。

高橋さん
青森県の専業農家に生まれ、一度企業に就職した後、長野県松川村の地域おこし協力隊に就任。そこで宮田さんと運命的な出会いを果たし、事業を共同経営する形で師事。米だけでなく大豆や小麦の有機栽培を修行中。

自然栽培農家(米・大豆)

  • 東城さん

もともと慣行農法のあり方に違和感を感じていた時に、自然農法の存在を知り、すとんと腑に落ちたんです。その土地にあったもの、その土地から出てきたものを、その土地にちゃんと戻していく。自然のサイクルに沿って、余計なものは加えない。そうやって自然農法を実践してみたら、ちゃんと美味しく育った。あの時の感動は大きかったです。
僕の取り組んでいる自然農法だと、慣行農法に比べて作れる量は少ないです。なるべく生態系を壊さずに作業するので、草刈りも一気に行わず、少しずつやっていく。無理に多く作ろうとする必要はないと思います。自然にできるものをちょっとずつ分けてもらうのがちょうど良い。
「しぜんと。」に使われているお米と大豆は、自分だけじゃなく、喜多屋さんをはじめ、この土地に暮らす友人たちと一緒に汗をかきながら作業して作ったものです。こうやって繋がった人たちに、また少しずつお米やお味噌をおすそわけする。それが一番自然かなと思います。このお味噌を食べてくれた人も、いつかうちの田んぼに遊びに来てくれたら嬉しいです。

PROFILE

慣行農法の兼業農家に生まれ、一度上京して就職するも、母の死、東北地震を機に地元に戻り、お米作りを始める。もともと慣行農法に疑問を持っていたことから、自然農を実践している黒岩氏に師事し、自然農法に取り組む。

商品

有機米みそ

農薬や化学肥料を一切使わず栽培した長野県産の大豆とお米を100%使用。塩はミネラル分の多い天日塩を使用しています。
小さいお子さまでも食べやすいように、雑味の原因となる大豆の皮を極力取り除き、大豆を2度茹でこぼすことで、すっきりした甘さと麹の香りが引き立つお味噌に仕上げました。ざらつきや舌に残る感じを嫌がる子も多いので、出来上がったお味噌をさらにキレイにすりつぶして、こしみそに仕上げています。
クセが少なめなので、お味噌汁はもちろんのこと、お塩の代わりのお料理の味付けや、洋風料理にもお使いいただけます。

原材料:有機大豆(すずほまれ)有機米(コシヒカリ)天日塩

八ヶ岳の自然栽培みそ

八ヶ岳の麓の雄大な自然環境の中、肥沃な土と湧き出るきれいな水で、肥料・農薬を使わず、植物と土の本来持つ力を引き出す「自然栽培」で育てた大豆とお米を使用しました。肥料を使わず育てる作物は、自力で土から栄養を吸い上げるため、地面に深く根を張ります。それが、力強い生命力と、非常に高い栄養価をその身に蓄えることになるのです。また、塩は国内でもこだわりの製法で作られた「石垣の塩」のみを使用。厳選した素材を用い、そのパワーを余すことなく味噌にするため、米、大豆を「蒸し」て味噌にし、1年以上木桶に寝かせて作りました。旨味が強いので、そのままご飯やお野菜に付けるのもお薦めです。

原材料:
自然栽培大豆(ナカセンナリ)自然栽培米(コシヒカリ)石垣の塩

国産有機米糀

有機米100%の米糀です。さらりとした甘さがあり、味噌、甘酒、塩糀など幅広くお使いいただけます。
弊社の糀の特徴は、全国的にも希少な昭和初期から使われている大型ボイラーで作る蒸気で米を蒸していることです。作られる蒸気は現代のボイラーと比べるとウェットでお米も上質な蒸し上がりとなります。
蒸し上がった米には昔ながらの製法で菌をつけて2日かけて糀にしていきます。使用する麹菌は機械づくりでは扱いづらい白色長毛菌を採用し、手作りでより高品質な仕上がりです。

味噌キット

有機米糀(500g)、有機大豆(500g)、天日塩(200g)、有機米みそのセットです。
有機米みそは、味噌を仕込む際の種味噌としてお使いいただき、残りはお味噌汁などにお使いください。甘みと旨みのバランスが良く、お味噌汁に適した配合となっています。
出来上がり予想は約1.8㎏です。
大豆を浸漬して蒸すところから体験していただきます。時間がかかるからこそ、作られるお味噌にも愛着が生まれます。ぜひ親子でご体験ください。

プロジェクト

ゼロ から始める岡谷味噌

東京から戻り、身土不二の考えのもと、この地に住むからにはこの地の美味しさを詰めこんだお味噌を仕込みたいと考えていた時に、岡谷市で有機栽培でお米を作っている「いとう農園」のお母さんと出会いました。伊藤さんにお米と大豆を分けてほしいとお願いしたところ、一緒に作るところからやってみないかとお誘いをうけ今日に至ります。

伊藤さんの畑は、諏訪湖を見渡せる高台にあります。その景色を見ながらの畑仕事はホント持ちがいいんです。これは私だけが体験するのはもったいないと感じ、イベントとして広く仲間を募ったところ、多くの方たちが参加してくださいました。
最近は、食べ物がどうやって出来るのかを子供に実際に体験させたいという想いを持った方が、親子で参加されることも増えてきました。子供たちは作業しながらカエルやカマキリ、カブトムシを見つけてはしゃいだり、鬼ごっこをしたり。それも含めてありのままの自然を楽しんでいます。

こういった活動を7年間続けてきて思うことは、この活動は、自然とともに生きる知恵を身につける場であると同時に、生き方を見直す場になっているということ。
お金を払えば食べ物も娯楽も容易に手に入る昨今。敢えて、食べ物も、遊びも自分の手で作り出すことによって、子供たちの感性や発想力を豊かにし、将来素敵な大人に育ってもらえたら嬉しいなと思っています。

<参加者募集中>
米と大豆を有機栽培で育て、味噌を仕込むまでを1年通して行っていきます。

<開催日>
・畑仕事 毎週土曜日、隔週木曜日 9時半~12時・食事つきイベント 月1回 日曜日 10時~14時

<申し込み方法>
ご興味のある方は、電話、またはメールにてお気軽にご連絡下さい。

TEL: 08090335252(長峰愛)

インターネットからお問い合わせの方はこちら
https://www.kitayamiso.com/contact/

味噌仕込み体験

父への感謝の思いから、恩返しのつもりで実家の味噌を買い取り、東京の青山ファーマーズマーケットで味噌を売り始めたのが2011年。味噌の知識が無さ過ぎて中々味噌が売れない苦い経験から、本格的に味噌の勉強を始め、「みそソムリエ」と「みそ製造技能士」の資格を取得しました。勉強していく過程で味噌の魅力にどっぷりハマり、自然と沢山の人に伝えたくなり、その一つの発信方法として味噌仕込み体験の講座を始めました。父への感謝の思いから、恩返しのつもりで実家の味噌を買い取り、東京の青山ファーマーズマーケットで味噌を売り始めたのが2011年。味噌の知識が無さ過ぎて中々味噌が売れない苦い経験から、本格的に味噌の勉強を始め、「みそソムリエ」と「みそ製造技能士」の資格を取得しました。勉強していく過程で味噌の魅力にどっぷりハマり、自然と沢山の人に伝えたくなり、その一つの発信方法として味噌仕込み体験の講座を始めました。

出来上がった味噌を食べて「美味しい!」というお声を沢山いただくことで、続けてきて良かったなという想いと共に自信に繋がっています。
手作り味噌の良さはまず美味しいこと。原材料を目で見れるので安心できること。そして何より、作る楽しさを知れること。同じ材料でも、皆さんの手にいる常在菌は人それぞれ違うので、出来上がりの味も少しずつ違ってくるのが魅力のひとつ。

『手前みそ』という言葉があるように、自分で作ったみそは自分と相性のいい菌たちが含まれているので、菌も酵素もガッツリ元気に活動していてエネルギー量が全然違います。さらに、自分だけのものという特別感が上乗せされて、より自慢したくなる美味しいみそになります。
そして、甘さと塩気どちらもガツンと来る思春期から、旨味ののった青年期、そして深みが出てくる成熟期まで、育っていく味噌の味を少しずつ楽しめることももう一つの魅力です。

<参加者募集中> 喜多屋で自分だけのお味噌を仕込んでみませんか?家庭用味噌仕込み歴10年のみそソムリエが、味噌づくりの楽しさや豆知識を楽しくお伝えします!

<参加条件>
・喜多屋の味噌キットを5つ以上ご購入いただける方(当日ご購入いただき、その場で味噌仕込みを行います)
または
・10キロ以上仕込む方(材料持ち込みの方は応相談)※10キロ以上の場合出張での味噌仕込みも承ります。(長野県及び長野県隣接県と東京に限り。)

<申し込み方法>
開催希望日の1ヶ月前までに、電話、またはメールにてお気軽にご連絡下さい。

TEL: 08090335252(長峰愛)

インターネットからお問い合わせの方はこちら
https://www.kitayamiso.com/contact/

開催可能曜日 月、木、土(土曜日は午後)