お味噌も子育ても最初が肝心
こんにちは。
味噌ソムリエの長峰愛です。
町中で、赤や緑をよく目にするようになりました。
もうすぐクリスマス。
私の所にはサンタさんより一足早く、プレゼントがきました。
何よりも嬉しい待望の第2子です!
お腹に宿ってから10か月。
うち8か月は悪阻に苦しんでの出産だったので、本当に待ち遠しかった。
一方で、もうすぐ出産だった母子の様態が急変し、ともに命を落とされたとの訃報もあり、いたたまれなくもなりました。
新しい命を授かることは本当に「奇跡」。
当り前じゃない。
命あることに感謝し、改めて大切にしていこうと感じる今日この頃です。
さて。
子育てをしていると、味噌づくりとそっくりだ!とよく思います。
特に麹(こうじ)を育てるときは、赤ちゃんのお世話みたいです。
どんなところが似ているかというと、大きく2つ。
一つは「免疫力が弱く衛生的な環境で育てる必要がある」ところ。
もう一つは「ほっておっくと死んでしまう」ところです。
麹の材料は、穀物(米など)と麹菌。
非常にシンプルです。
しかし、作り方は非常に繊細。
どんなに質のいい材料を仕入れたとしても、健康で元気に育った麹を用いなければ美味しい味噌にはなりません。
大事に大事に育てる必要があります。
不衛生な所で育てれば、他の雑菌も繁殖してしまい、甘くならなかったり、すえた臭いがしてきます。
およそ3時間おきに温度や湿度を確認し、適温に調節してあげないと自らの活動熱で汗蒸れ臭と呼ばれる変な臭いがしてきますし、47度を超えると自滅していきます。
だからといって、乾燥しているところでは育ちません。
人間の赤ちゃんも同じですよね。
清潔に保ち保湿してあげないと肌荒れになる。
哺乳瓶も消毒してから使わないと感染症になる可能性があるし、感染防止のため人込みにも連れてくのも憚られます。
そして3時間おきにおっぱいをあげたりおむつを替えてあげなければ大泣きです。
どちらも本当に手がかかる。
夜中もその作業は続きますので気が休まりません。寝不足との闘いです。
そういえば、以前、麹を育てているときのこと。
少し気が緩んで見に行くのを忘れたことがありました。
遠くで甘い香りがし、熱気も感じ、ハッと気づきました。
急いで飛んでいくと、近づくほど甘い匂いから汗蒸れ臭に。
やってしまった。。。
残念ながらこの麹では美味しい味噌や甘酒はつくれません。
麹も赤ちゃんみたいに声に出して泣いてくれたら、どんなに助かることでしょう。
味噌をつくる上で最も重要なのがこの麹づくりです。
どんなに質のいい材料を仕入れたとしても、麹が健康で元気に育ったものを用いなければ美味しい味噌にはなりません。
赤ちゃんもそうですよね。
3歳までの成長、育児が特に大事と言われます。
その理由は、この時期に人格の根底部分が形成されるという事実があるからだそうです。
人格形成にもっとも大切なのは、心の根底に「自分は愛されている」「自分は必要な人間だ」という自己肯定感。
つまり、両親含め周りの大人たちがどれだけ深く愛情を伝え、心の絆作りをしたか、数多く抱きしめふれあって、また様々な状況下で赤ちゃんに対してどのような対応をしたかによって決まります。
子育てってとても大変ですよね。
でも、その分だけ育った時の感動は大きい。
うちの上の子は乳児のころかなり手がかかっているのですが、その分愛おしくてしょうがないです。
お味噌汁(お味噌)は麹のほかに、酵母や乳酸菌という数多くの微生物たちが活動しているおかげで栄養価が高まっている上に、分子を細かく分解してもらってあるので消化吸収しやすいものになっています。
そのうえ調理法も簡単なので忙しくお疲れの皆さんにこそ飲んでほしい。
私たち味噌蔵は、そんなママさんパパさんの密かな応援団でありたいなと常日頃思っています。
共に、愛おしく、忙しない子育て期を、乗り越えていきましょう!





