喜多屋のヒット味噌【雪娘(ゆきむすめ)】を知ってみそ
修行中みそ姉妹の姉・愛です。
私たち喜多屋がこれからどんどん突き進んで行こう!!
となっているのを支えてくれているのは助けてくれている仲間だけじゃない。
もう30年近く喜多屋を支え続けているヒットお味噌
【雪娘(ゆきむすめ)】の存在も大きい。
このお味噌があったから私は喜多屋に戻ってきた。
妹も、父も母も従業員さんも皆、雪娘が大好き。
皆このお味噌を使ったお味噌汁を飲んで感動したから、
自信をもってうちのお味噌を宣伝してくれている。
この子(みそ)が喜多屋の仲間を繋げてくれている
ハブの役目を果たしてくれていると感じてます。
だから今日はそんな大切な雪娘についてガッツリ語らせて下さい✨
雪娘の誕生物語。
雪娘が誕生したのは昭和の後半。
その当時、スーパーで売られているお味噌は安く買えるように熟成期間が短く旨味の少ないものがほとんどだったそうな。
そんな味噌売り場を目の当たりにして父は、
「このままでは味噌離れが進んでしまう」と危惧した。
それからは、「一般のご家庭でも本当に美味しいお味噌汁を飲んでほしい。」
という思いから味噌の品質向上に全力を注いだ。美味しい味噌をつくる。
製造工程全てに渡って可能な限りの手間をかけ、こだわる。
例えば、麹造りにおいては
〇米は長野県産コシヒカリを使用。
麹造りでは粘りの少ない米(ササニシキなど)の方が扱いやすいが、
コシヒカリの方がより甘味を出せるため、あえて難しい米で麹をつくる。
〇米の劣化を極限まで減らすために、自社で精米し、精米後はすぐに洗穀する。
そうすることで精米中の摩擦熱による劣化を下げる。
〇翌日丁寧に蒸篭で蒸しあげ、床に引き込む。
一粒一粒がバラけないと良い麹にはならない。(麹菌が米の中まで入り込むとgood)
これを丹念にほぐす作業を2度は行う。(かなりの重労働です💦)
〇味噌用麹菌が元気に活動しやすい温度を管理してあげる。36~40度くらい。
麹菌って発芽すると嬉しさのあまり全力で生命活動をし、ほっとくと50度くらいの高熱を出して倒れちゃう結構危なっかしいやつなんです。
だから私たちが様子を見て、熱を冷ます。
続きはまた改めて。